『ひとつはあなた達の手前格好を付けていたから。もうひとつは前より死ぬのが怖くなったからです。まあ、不死とはいわずほんの少し、ほんの少しでいいから時間が欲しくなったのです。』

葬送のフリーレン

嘘ではない。
賢者エーヴィヒの墓所から出土したというその魔導書には今は失われた死者の蘇生や不死の魔法が記されているとされている。それを解読してほしいと言う。
命が惜しくなったのだ。我が身ひとつなら定めに任せておけばいい。
酒も好きなだけ浴びればいい。
でも守るべきものができてしまった今となっては藁にも縋る思いでフリーレンを頼ったのだ。せめてフェルンが一人前の魔法使いになるまではと。

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