『葬送のフリーレン』第1巻第2話P.69より
死に際のハイターにフリーレンが戒めます。「また格好をつけるのか?」と。
死にゆくハイターにしっかりと今生の別れを告げてこそフェルンはしっかりと自身の人生を歩いていけるのです。
愛する人の最期を看取ること、その人に別れを告げることの大切さを知っているフリーレンは、やはり優しさに満ちた人なのだと思います。
ある方が癌で入院されたそうです。
コロナパンデミック以前は、自由に面会ができましたが、コロナ後の今は、面会が許される時間は一日たったの10分。これでは洗濯物を届けるくらいしかできません。
もしも昔のように一日中傍にいられたらその方の様子も分かるし、病院の対応も把握できてご家族も安心するのでしょうが、今はそれができず、様子も分からないので残されたご家族は不安になるのでしょう。それがやがて病院への不審になっていくのだと思います。
思い出したのは、かつて亡父が入院中に毎日朝から晩まで付き添っていた母の姿でした。
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